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2008年 09月 17日
2008/09/17
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秋葉の大航海日記 第2日目前半 8月下旬



クソが!!!!!!



こういういつもと違う書き出しにしてしまうと、
いままでオシャレな沖縄旅行記を綴ってきた秋葉(どこが)の身に
いったい何があったのかと読者の皆様は驚いていることでしょう。

このように荒れた書き出しになるのは、れっきとした理由(わけ)があり、
他でもないその理由は「スコール」というモンスターでございました。

沖縄旅行2日目はバイクでの旅を楽しむと決めて(前回記事参照)、
愛機suzukiを借りて那覇市を出発し、20分ほどすると
空はそれほど曇った様子はないのに、パラパラと小雨が舞い降りてきました。
どうやらこれが「スコール」というものらしいのであります。
冒頭の暴言「クソが!!」は、そのスコールへの怒りを表現しているのであります。

レンタル上田(仮)の説明では、スコールは少し我慢すれば止む程度の
ものであるということだったのですが、雨は激しくなるばかりで
その程度のものとはとても秋葉には思えなかったのでございます。

たとえて言えば、
「痛みを伴う構造改革を我慢していれば、必ず皆さんの暮らしはよくなります!」
などと言われ我慢していると、ますます生活苦しくなっちゃったじゃないの
と突っ込みたくなる一般庶民の感覚に近いようなものなのであります。
(なんか違う気もする)

申し訳程度に、雨宿り後の写真などを載せると以下のものなのであります。


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このような、沖縄どころかどこで撮っても同じような
美的センスのかけらもないスナップを
わざわざここに載せたりするのにも理由がありまして、
思えば、これまでこのブログには、
「タクシー運転手山田(仮)など一撃で倒せる」とか
ちょっと船酔いした程度で死ぬ想いであった」とか
沖縄の食文化を伝えるといいながら3日間ステーキしか食べてない」とか
「嘘・大げさ・紛らわしい」の三種の神器が揃っているのです。
このままでは、いつJAROに申告されてもおかしくないのであります。
ここは、いわゆる証拠写真の一つでも出して、
「ちゃんと雨が降っていました」ということを証明しようと思うのであります。
「写真みた感じ、そんなに降ってないやん」
とか思った人がいてもJAROに申告しても無意味だからな。

写真ではあまり伝わらなかったかもしれないですが、
ちょっと水たまりができる程度の雨でも
バイクでの移動というものでは、そこそこ体は濡れてしまうのです。
那覇を出て、数十分でこのような雨に悩まされていたのですから、
およそ一般道で3時間弱という美ら海水族館への道のりは
それはそれは大変に険しいものでありました。

雨は降ったり止んだりで、
途中からは雨は止むどころか、もう雨宿りの写真を
撮っている余裕など全くないぐらいに激しくなる一方なのであります。

天気予報では20%程度の降水確率だったので、
「これは皆藤愛子に僕と結婚してもらい責任をとってもらうしかない」と妄想したり
「くそっは英語でいうとFUCKだな」と隣に見える広大な米軍基地を見ながら
小学生レベルの英語学習をするぐらいしか、楽しみはなかったのであります。
写真を撮るなどとんでもないような雨の降り具合でした。

途中で何度も雨宿りを繰り返し、愛機suzukiを走らせるうちに
「海洋博記念公園(美ら海水族館のあるところ)まで12km」
という標識が出だしたのはおよそ午後1時前ぐらいだったと思います。
普通なら午前11時30分には到着してもおかしくない道のりを
道半ばで午後1時前になってしまったということで
今回のスコールの激しさが理解していもらえると思うのです。

残り12kmならもう到着したようなものだなと思いながら
suzukiにそのまま乗っていると、なぜか標識は
「海洋博記念公園は残り15km」「残り18km」などと
最初に見た12kmから逆に遠くなってしまっているのです。
どうやら、旅行にはお約束の道を間違えてしまったようなのであります。

これはもう、このまま乗っていても埒があかないと気付いた秋葉は
どこかでお昼ご飯を摂り、体勢を整えることにしたのであります。

そうしているうちに、左に古びた食堂が見えてきました。
もうこの際、「あれが食べたいこれが食べたい」などと
言っている状態ではなかったので、その古びた食堂で
休憩することを決めましたのであります。
どんな食堂でも落ち着いて座ることができて、雨で冷え切った体を
休めることができればそれでいいのです。

食堂に入ったときの秋葉の様子は、
目は充血し、顔は排気ガスと粉塵にまみれで黒ずんでおり、
衣類などはずぶ濡れで、Tシャツごしに乳首が透けて見える状態であり(自重)
さながらドラマ「家なき子」の安達祐実のごとく「同情するなら金をくれ」
と言わんばかりの可哀想な子になっておりました。

濡れているけど・・・いいですか・・・」と声を振り絞り
食堂経営者らしきおばあちゃんにいうと、
快くもおばあちゃんは「まぁ座りんさい」と言った感じで
食事をすることを許してくれたのであります。

メニューを見ながら注文をとりにくるのをを待っていると、
食堂で働いている綺麗なおねーさんが、真っ白なタオルを僕に差し出して
「ちゃっ・・ちゃんと洗って返してよね!」などと顔を赤らめながら言った
というのは僕の妄想なのですが、
おばあちゃんが真っ白なタオルを持ってきてくれたのは事実なのです。
「これで濡れたところ拭きなさい」とタオルをおばあちゃんが持ってきたことは
初日に山田(仮)などに、ひどい扱いを受けていた秋葉にとって
今回の旅で初めて「人の心」に触れた瞬間だったのです。


食堂のおばあちゃんから頂いたタオルで体をよく拭き取り、
ソーキそば(肉入りうどんみたいなもの)を注文して
一滴残らずスープまで飲み干した頃には、
秋葉の気力も体力も随分と回復しておりました。
さらに厚かましく、そのおばあちゃんに道などを尋ねたところ、
厨房の中からわざわざおじいさんが出てきてくれて、
「どうも途中で左折すべきところを行き過ぎたようだ」と教えてくれ
だいたいの秋葉の現在位置を教えてくれました。

丁重に食堂での対応にお礼を言い、
隅々まで拭いてすっかり汚くなったタオルを
申し訳なさそうに返そうとすると
「もうそのまま、持って行きなさい」とおばあちゃんは
タオルを僕にそのまま授けてくれたのです。おばあちゃんありがとう!
タオル汚しすぎて、もう受け取るの嫌だったのかもしれんけど(汚)。


食堂を出たところ、もう雨はすっかり上がっておりました。
だいたい教えてもらった現在位置によれば、海洋博記念公園からは
結構行き過ぎて、北に来てしまったようなのです。
そこで、海洋博記念公園は後回しにすることにし、
さらに北の古宇利大橋を目指すことにしました。

冒頭の写真は、その古宇利大橋で撮ったものなのです。
僕の写真で伝わるか分からないのですが、
それはそれは、素敵な景色でありました。
ひょっとしたら今回の旅行で一番心に残った景色かもしれません。
以下古宇利大橋の写真。

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僕がなぜ、古宇利大橋を知ったかと言えば
ここは「引越しのサカイ」のCMで使われている場所なのであります。
このCMが全国ネットで流れているか僕には分からず、
ここを読んでる人はこのCMを知らないかもしれないので、
ネットなどで探してみました。
すると、ネットにアップされてるではないですかそのCMが!
以下にリンクを張ってみることにしました。
僕の写真よりは綺麗な景色をイメージしやすいです。


「引越しのサカイCM アンサーソング編」

今、自分のブログからサカイのCMにリンクを貼って見てみると
自分が行ったところの景色が写っており
どうしてもテンションが上がってくるのです。
繰り返し見ているうちにCMソングまで覚えてしまったのであります。

サカイが来るよ~♪優しさ連れて~♪(サカイが~♪)
元気を連れて~♪真心連れて来るよ~♪(来るよ~♪)
私のウチにサカイが来るよ~♪


なにか、この明るい音楽にあわせてまた旅行に行きたくなってきました。
次はこのブログの読者の皆さんが住んでるところに
立ち寄ることもあるかもしれません。
ついでに替え歌など作ってしまいました。

秋葉が来るよ~♪優しさ連れて~♪(秋葉が~♪)
元気を連れて~♪真心連れて来るよ~♪
あなたのウチに秋葉が来るよ~♪




「頼むからアタシの街だけは来ないで!」と言われる気がしてきたので
今日はこのへんで切り上げて、
美ら海水族館の紹介は明日以降にしようと思います。
by d-akb | 2008-09-17 21:06
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