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2008年 09月 18日
2008/09/18
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秋葉の大航海日記 第2日目後半 8月下旬


携帯電話の無機質な着信音が部屋に鳴り響く。
眠そうな目をこすりながら通話ボタンを押した僕に
出版社の美人担当者は、開口一番こう切り出すのだ。
「先生・・?もうとっくに締め切り過ぎてるんですよ?」


TUTAYAからのレンタル半額クーポンが来たときぐらいしか
まったく音が鳴らない携帯電話を見つめながら僕が思うのは、
「このペースで9月中に沖縄旅行記を書き上げることができるのだろうか」
という不安なのでございます。

今日は18日。もう9月も後半にさしかかっているのであります。
にもかかわらず、沖縄旅行記は今日の更新を終えて
やっと半分を書き上げたということになるのです。

これはもうブログのタイトルを「愛の波動砲」から
「ダンスさんの終わらない夏」などと改名し、
年内いっぱいは、沖縄旅行記でやりすごしたりすることも考えたのですが、
人生終わってる男が「終わらない夏」などというタイトルで
ブログを運営していくのも、何か、とんでもない矛盾をはらんだブログに
なってしまいそうなので、ブログのタイトルは「愛の波動砲」のまま
頑張って9月中の旅行記完成を目指すのであります。


今日は前日の日記のおさらいは省略して、ここからが本題

古宇利大橋では、じっくりと時間をかけて写真を撮りました。
そうこうしていると、団体やカップルで旅行に来ている人などから
「すみませんが、橋をバックに写真撮ってもらえますか」
彼らの持っているカメラを渡され、撮影してあげるなどということもありました。

その際の秋葉の言動といえば
頼まれてもいないのに「もう1枚いきましょうか」と提案したり
「もうちょっと左に寄って下さい」と人の並び方にケチをつけてみたり、
今から思えば「ウザいやつに写真頼んだ」と彼らに思われていたかもしれません。
その団体さんやカップルがこのページにたどり着くことなどないと思いますが、
ここでお詫びしておくのであります。

古宇利大橋での景色も満喫したので、ようやく美ら海水族館に向かうことにしました。
後から地図を見てみたら遠回りをしていたものの、
大体の位置関係は把握しておりましたので、
美ら海水族館には迷って立ち止まったりすることなくたどり着くことができました。

沖縄本島での観光をする際には、この水族館は結構な人気スポットですので
まだ小学生などは夏休み期間ということもあり、
そこそこの人手でにぎわっておりました。
車で2~3時間弱の那覇市から観光バスツアーなどが出ており、
昼頃から人が増えてくるそうなので、
人があまりいない時間にゆっくり水族館を見たいという人がいれば、
午前中に水族館に到着すれば混雑は少ないと思います。

水族館内部の写真などをこれから貼っていこうと思うのですが、
これまでの経験でも、他の水族館に写真を撮りに行った際に
「よくできました」と思える写真はそんなにないのであります。
暗いところで動くものを撮るのは難しいのであります。
今度の美ら海水族館でも、出来上がった写真はあまり気に入ってないのです。

不出来な写真をカバーするため
大阪の海遊館や他の水族館で昔に撮った写真で
気に入っているものなどをこのブログに今から掲載し、
「美ら海水族館で撮ってきました」などとすました顔で言ってやろうかと思ったのですが、
水族館というのは、それぞれに特徴があって
そういうことをしてもすぐバレてしまうので、
正直に美ら海水族館の写真をこれから貼っていくのであります。

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写真に解説を加えるのも、なんだかなという気分がするので
水族館そのものの感想を書けば、やっぱり大水槽はすごかったです。
平面でこれだけ見られる水槽はちょっと他のところで思いつかない。
みなさんおすすめの水族館あったらぜひコメントで教えてください。
水族館好きなので。

水族館では、人の流れに逆行して写真の撮り直しを何度もして(他の客に迷惑)、
外に出た頃にはもう4時30分頃でした。
海洋博記念公園には美ら海水族館以外にもいろいろなものがあるらしく
「ちょっと水族館以外にもいろいろ見てやろうか」と思っていると、
あの怪物がまたやってきたのです。「スコール」という怪物が。
その時のスコールは、結構強いものでしたので、
しばし休憩所のテントのようなところで雨宿りすることにしました。
以下雨宿りの写真。今度は水滴でてるからちょっとそれっぽいの分かると思う。

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雨はしばらく降り続き、僕の他にも雨宿りしている人が入ってきて、
テントはそれなりに混雑してきました。
そうすると、なぜか僕の携帯電話がブルブル震え出すのです。
「はて、この私に電話をしてくるなど物好きな・・・」と思いながら
ディスプレイを見ると、見覚えのない番号からの着信でした。
「これは誰の番号だろう」と思いつつ電話に出てみると、
電話の相手は初日に秋葉から1万2000円をむしりとった運転手


山田(仮)


でございました。
僕が「はい。もしもし」と言ったと同時に山田(仮)は、相変わらずの早口で
「秋葉ちゃ~ん(実際は本名)??どこにいる???
おじさん仕事終わったから、これからどこでも連れてってあげるよ~!」

とわめきたてるのです。

それを聞いた秋葉、しばらく呼吸を止め、大きく深呼吸してから
「山田(仮)、絶対オレのことカモと思ってるだろ!!!」
周りの雨宿り客がビックリしてこっちを振り向くほど絶叫してやった
りできないのは、もうそろそろここを読んでいる人はわかっていると思うので
丁寧にレンタルバイクを借りている状況を説明し
山田(仮)からの申し出は断ったのであります。

(追記)
何か、山田(仮)のことをおもしろおかしく書いてしまってるけど
ほんとうのところは、は山田(仮)基本的にいい人でした。
捕まえるの難しいほどリピーターが予約する人気運転手らしい。
山田(仮)の自称なんだけれども、見た感じでも忙しそうだった。


雨宿りをしているうちに、時刻はもう午後5時ぐらいなのであります。
これからsuzukiを運転して、那覇市に帰ると7時30分ぐらいになりますし、
途中にちょっと寄ってみたいところもあったので、
海洋博公園の水族館以外の施設は見るのを諦め、那覇市方面に戻ることにしたのです。

帰り道では、幸運にもスコールは往路のようには降らなかったのですが、
ところどころで立ち止まって写真を撮るという元気はもう僕にはありませんでした。
ここまで結構な時間suzukiを運転し、いろいろ歩き回っておりましたので
疲れというものがあったのかもしれません。

途中の国道でも2人乗りをしている男女のバイクなどに抜かされ、
普段の僕であれば、「後ろの女をこっちに寄こせ!」と言わんばかりに
抜かれたバイクを追いかけたりするのですが(危険なことしないで下さい)、
もうそのような元気すらありませんでした。

水族館を出てから2時間ほどsuzukiを走らせていると、
ちょうど、那覇市に戻る前に寄り道してみたかったところが
見えてきましたので、そこに立ち寄ることにしました。

そこは、北谷(ちゃたん)という街なのです。
観光マップなどによると、観覧車などがあるちょっとオサレな
「アメリカンビレッジ」というスポットがあるそうなのです。

僕は、観覧車などを見るとすぐにカメラのシャッターを押してしまう習性があり、
その観覧車が夜も光るようなものであれば、なおさら撮りたくなるものなのです。
ちょうど時刻は7時頃で、夕焼けに染まった光る観覧車などを撮るには
一番綺麗な時間でございました。

今日はホテルから三脚などを持ってきておりましたので。
多少暗くても手ブレの心配をしなくていいのであります。
ところが、三脚の上にカメラをセットしていざ撮影しようとしたところ、
「容量がいっぱいで撮影できません」などとカメラの液晶に表示されているのです。
どうもいろいろ撮影している間に、もう今回の旅行に持ってきていた
メモリーカード2G×2枚の容量を使い果たしてしまったようなのです。
無駄にRAWモードなどというでかい容量で撮る僕が悪いのであります。

案内図などを見ると、アメリカンビレッジにはジャスコなどがあり、
その中にベスト電器という本土にもある有名家電量販店が入っているのです。
ジャスコに入ると、「2Fベスト電器」と書いてありましたので、2階に上がり
4000円ほど出して2Gではなく4Gのメモリーカードを購入したのであります。
まだまだ旅行は続きますので、カードの容量は大きければ大きいほどいいのであります。

ベスト電器を後にし、観覧車が見える位置まで引き返し、
「さぁ、撮影だ」と新たな4Gのメモリーカードをセットしたところ、
カメラの液晶画面に出た文字は、



「カードを認識できません」でした。



「ふざくんな!」

TV朝日系ドラマ「女帝」の主人公を演じた加藤ローサばりに
なまった怒りの言葉が思わず口から出ておりました。
どうもメモリーカードに不良があったか、
僕のカメラとそのメモリーカードは相性が悪かったようなのであります。

これが、「関西弁モンスタークレーマー」が誕生した瞬間だったのです。
「こんなもん売りよってからに!交換や!慰謝料や!」
ドスの効いた関西弁でベスト電器の店員を震え上がらせてやろうと再度ジャスコに入り、
1階の別のカメラ店で新しい2Gのメモリーカード買いました。
ほんとうに気の弱い子ですみませんでした。

以下、そうこうしてゴタゴタしてるうちに
夕焼けなどとっくに無くなってしまったアメリカンビレッジを
半泣きになりながら撮った写真。

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その後のことは、よく覚えてないのですがホテルに到着した時刻は
9時前後であったと記憶しています。

旅の疲れも相当なものでしたので、先ずシャワーを浴びることにしました。
それからホテルを出て、昨日のレストランに行き、
また同じステーキセットをむさぼり食ったのは昨日の日記に書いたとおりです。

食事の後は、これも前日と同じくコンビニで缶ビールなどを購入し、
昨日山田(仮)に払った1万2000円と
今日のメモリーカード4000円のことなど、
無駄に手許から離れていった福沢諭吉先生のことを思い出しながら
やけ酒などを飲んでおりました。
ビールは沖縄らしく、オリオンビールという地元のものなのです。

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今回の旅行は3泊4日だったのですが、これで2日を消化したわけです。
一番行きたかった美ら海水族館に行くこともできて、
次の日の予定は何も決まっておりませんでした。

観光案内など見ても、なかなか翌日の行動イメージが沸きにくかったので
インターネットでいろいろ検索して3日目の予定を立てることにしました。

幸運なことに、ネットカフェなど行かずとも
僕の泊まったホテルには食堂に「利用客用の無料PC」が置かれているのです。
そのPCでいろいろ沖縄の観光情報を調べることができるという訳です。

食堂に降りて、ちょうどPCを使っている他の客もいなかったので
デスクの前に座り「さぁ、何から調べよう」と思った時に
ある人の言葉を思い出したのであります。


「慶良間(けらま)諸島、本当に最高でした・・・」


そう・・・これは初日に出会ったあの大学生の言葉なのです。
あまり、離島などの観光案内は僕の持っていた本は詳しくなかったので
「これはどんなところか調べてやろう」とGOOGLEに打ち込んで、
出てきた検索結果画面をクリックしているうちに
秋葉は衝撃的な事実を知ることになるのです。


「こっこれは!!!!!!!」


なんと美しい風景か。
GOOGLEで「慶良間と打ち込んだ画像検索結果、
PCのモニター上に写る美しい写真の数々を見ていると、ため息しか出ないのであります。
このような慶良間諸島の写真と、秋葉が今回ここに載せてきた写真を比べると
秋葉が撮った写真など、はっきり言ってウ●コなのです。
ウ●コなのです(なぜ二度言う)。

これは、慶良間諸島に行くしかない!
3日目の秋葉の目的地は慶良間諸島に決定したのであります。

もうこれ以上、読むのもしんどいと思うので続きは次回に譲るのであります。
(慶良間諸島 地図)
by d-akb | 2008-09-18 22:23
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