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2008年 09月 30日
2008/09/30
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読者のみなさん元気ですかっ?




「あら、今日のダンスさんテンション高いじゃない。何かいいことでもあったのかしら?」
などと今日の日記の出だしだけを読んで、そう感じた人がいたら
「あんたに俺の何がわかるか!」と怒鳴りつけ、部屋にあるクッションなどを投げつけ
小一時間ほど説教してやろうかと思う今日この頃なのであります。

読者に軽く理不尽な八つ当たりをしたところで、
前回予告したとおりに水族館の記事を書いていきます。

9月のとある土曜日、僕が最初に向かったのは三重県の鳥羽水族館でございました。
鳥羽水族館に着いたのは、午前8時30分過ぎでした。
どこの水族館でもそうなのですが、営業開始時間すぐというのはわりと人などは少なく
ゆっくりと鑑賞できることが多いと思います。

鳥羽水族館はすぐ隣が海になっており、営業時間まではあと30分ほどありましたので
営業開始時間までは、港の写真などを撮って過ごしたのであります。

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そうしていると、港の警備などをしているおじさんに声をかけられました。
「写真が趣味ですか。そういう趣味がある人はいいですなぁ~うらやましいです」
などと言ってくるのです。秋葉、キリッとそのおじさんを睨めつけ、
「そんなにうらやましいなら人生かわってみるか。」と言ってやりたい気持ちでありました。

およそ30手前の男が一人、2時間以上かけて朝っぱらから他府県の水族館を見に来ている
異様な状況をそのおじさんは感じ取って声をかけなければいけないのです(黙れ)。

しばし雑談などしていると9時になり、水族館が開門されたので入場することになりました。
入場すると、まず最初に亜熱帯の水槽が入場者を迎えてくれます。入場料2400円也。

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鳥羽水族館のなんと言ってもすばらしいところは、「順路が無い」というところなのです。
多くの水族館は、順路というものを設けていて、水族館が指定したとおりの道順を
辿って館内を回らなければなりません。

他の多くの水族館は、最初は亜熱帯の水槽を回り、次は日本の近海の水槽を見て
南極の海に辿り着き、最後は深海の水槽を見て退場などと順番が指定されているのです。
ここ鳥羽水族館は、そのような他の水族館とは違い、南極の海から回ろうが
深海の水槽から回ろうが、日本の近海の水槽から回ろうが入館者の自由なのであります。

恋愛にたとえて言いますと、グループで遊んでるうちに好きになり、そのうち2人でデートを
するようになり、告白をしてデートを重ねるうちに、はじめてのお泊まりなどという
手順を踏むのがごく健全なカップルの恋愛パターンだと思うのですが、
この鳥羽水族館は、「まずは体の相性をチェックしてから付き合おうか」などという
回り方をしても、それは自由であるというすばらしい水族館なのです。
なんだろうこの最低な例え方。僕もう死んだほうがいいのかな。


内部の構造を説明すると、中央に水族館の入口があり、左右に水槽が大きく展開されており
先ほど書いたとおり、左から見ても、右から見てもどちらでもよいという構造なので、
今回の秋葉はまず、向かって左側の水槽から回ることにしました。
あまりお魚のことは詳しくないのですが、左側の水槽にあったと記憶している写真。

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某オンラインゴルフゲームでは、いつも対戦で涙目にされていたカニっこなるものも
水族館では上から目線で写真を撮ったりすることができるのであります。
シーズン5になったら某ゴルフゲームで本気を出してリベンジする予定なのであります。

写真など撮っていると結構時間が経つのは早いもので、
入館から1時間30分が経過しておりました。
館内アナウンスを聞いていると、10時30分から「アシカショー」なるものが
開演されるとのことでしたので、パフォーマンス会場に向かったのです。

「アシカショーねぇ・・・」とそんなに気乗りがしないまま見ていたのですが、
いざショーが始まってみると、これがなかなか面白いのであります。
このアシカくんたちは、なかなか賢くて、ちょっとした笑いの要素もあるのです。

このアシカくんは、1回では調教師のおねーさんの指示には従わないのです。
「みんなが応援してくれたらアシカくん頑張りますー」などと調教師のおねーさんが
観客に拍手を要求し、観客が拍手をすると、1回目とはうってかわって
そこから完璧な芸を披露するなど、なかなか会場の空気を読める子なのであります。

たぶん、この空気の読み方も調教されたものだと思うのですが、なかなかこれが
調教されて出来たものだとしても、とても賢い動物だとしか言いようがないのです。
ひょっとしたら、秋葉などよりは前頭葉が発達しているのかもしれません。

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アシカショーの内容は、玉乗りをしたり、サッカーボールをキャッチしたり
おもちゃのバットを頭上に乗せて回転させるなど、様々なものでした。
最初は冷めた目で見ていた秋葉も、カメラを片手に拍手をするなど
すっかりかわいいアシカくんたちの虜(とりこ)になっておりました。
家族連れやカップルという他の観客達も、アシカの愛くるしい姿に魅了されて、
笑いと感嘆の声と大きな拍手で声援を送り、会場は大盛り上がりでした。

今から思えば、アシカショーより、そのようなショーを一人で見に来て
オーバーリアクションで喜んでいる秋葉を観察していたほうが、
観客は面白かったのかもしれません。失笑という意味でな。

アシカショーはそれほど長い時間のものではなく、わりと早く終わったので
次は反対側の水槽を見に行くことにしました。

こちら側の水槽には、この水族館で一番の人気者がいるのであります。
秋葉に負けないぐらいの人気者が(黙れ)。
その動物とは、人魚のモデルとも言われるジュゴンなのであります。
写真では大きさが伝わらないかもしれないですが、緑色にライトアップされた海で
雄大に泳ぐジュゴンは、とても幻想的なものなのであります。

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他には、子どもたちに大人気のラッコなどもこの水族館にはおるのです。
秋葉が近づいたところ、安心したのか居眠りなどしてしまいました。
決して、秋葉と目を合わせたくなかったとかそういうのではありません。

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入場してから右手にある側の水槽では、ライトアップされたクラゲやエビなどを
見ることができます。秋葉が水族館で一番シャッターを切るのは
クラゲの水槽なのです。綺麗だし動きがゆっくりだから魚より撮りやすい。

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そうしているうちに、また館内アナウンスがあり
今度はセイウチショーなどというものが開始されるということなのです。
期待を全くしていなかったアシカショーですら、あれだけ面白かったのだから
これはショーというものはなんでも見てやらないといけないと思い
セイウチショーの会場に出向くことにしました。
はじまったセイウチショーの内容はといえば、見てないのでよくわかりません。

「いま、お前セイウチショー喜んで見に行ったって書いたとこだろ」
読者の皆さんは言いたくなったかもしれませんが、
セイウチショーをやっている隣にあいつがいたのです。
あの、かわいらしいあいつが。
その「かわいらしいあいつ」とは「ペンギン」でございました。

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大阪の海遊館などでは、ペンギンはガラス越しにしか見ることができないのですが
ここ鳥羽水族館では、「これはもう触ってもいいんじゃなかろうか」と言うぐらいの
間近でペンギンを見ることができるのです。

現に秋葉、ペンギンの頭をなでなでしてやろうかと思ったのですが
飼育係の視線が秋葉のほうに集中していたのでやめました。
セイウチショーに大勢の観客が夢中なのに、それに背を向けてペンギンばかり撮っている
秋葉の光景がちょっと異様だったのかもしれません。

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これが鳥羽水族館で最後にペンギンを撮った写真なのであります。
このあと、このペンギン、羽を激しくバタバタさせて秋葉に水をぶっかけるという
とんでもない無礼な仕打ちをはたらきまして、
その時点で、ペンギンの評価は「かわいらしいあいつ」から「にくたらしいあいつ」に
180度転換しておりました。

12時からペンギンのお散歩タイムというショーがあったのですが、
もう「にくたらしいあいつ」のショーは見ないで次の目的地に向かったのであります。
(次回へ続く)
by d-akb | 2008-09-30 22:36
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